Kaempfer Cicada
Platypleura kaempferi (Fabricius, 1794)
ニイニイゼミの幼虫が羽化の場所を求めて地面を歩いているのを発見したので、連れ帰って羽化を観察しました。ニイニイゼミはアブラゼミやクマゼミが鳴き始めるよりも早い時期(7月上旬)から羽化を始める小さめのセミで、抜け殻は小さくて、丸っこくて、泥にまみれているのを良く見かけます。
ちょっと目を離したら羽化が始まっていました。まず頭が抜け出して、
上体反らしで足を抜いて、足が固くなるのをしばらく待ちます。
足が固まると今度は腹筋運動のようにして抜け殻につかまり、お尻を引き抜きます。
しばらくこの状態で翅をのばします。重力の助けも借りているのでしょうか?蝶は無重力でも羽化して地球上と変わらない成虫になるみたいなので、セミも無重力でも羽化できるのでしょうかね。
大分翅が伸びてきました。
ここまでくるともう成虫と同じ形状ですね。ニイニイゼミの翅は木の幹、特に桜にとまると非常に見分けづらい、保護色になる模様をしています。
2 件のコメント:
ああ、すごい!よくタイミング良くとれましたね。
ちなみにセントラルマサチューセッツには蝉はいません。鳥の声がメインです。蝉の声がしないと不思議な夏です。
遺伝研構内はめちゃめちゃ抜け殻多いよね。
17年に一回しか出てこないセミとかが地中にいたりはしないんですか?
遺伝研はセミ多いですね。クマゼミとアブラゼミが覇権を争っています。
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