9/30/2008

コロギス

学名: Prosopogryllacris japonica (MATSUMURA et SHIRAKI,1908)

駐輪場で面白い虫に出会いました。コオロギとキリギリスを足して2で割ったような姿。コロギスという虫です。こいつは結構凶暴です。


荒ぶるコロギスのポーズ!

9/29/2008

ウマオイ

Balloon-winged Katydid
学名: Hexacentrus japonicus (Karny, 1907)

ウマオイです。オスはスィーッチョン、スィーッチョンと鳴きますが、写真の個体はメスなので鳴きません。メスは写真のようにお尻から産卵管が伸びているので、オスとの区別は簡単にできます。

9/28/2008

クスサン

Giant Silk Moth
学名: Saturnia japonica (Moore, 1872)

ヤママユガの仲間、クスサンのオスです。灯火の下に何匹か集まっているのを見つけました。道路の脇だったので車にひかれた個体もちらほら。羽の波模様が綺麗ですね。夜行性でフェロモンを検出して行動するためでしょうか、触覚が櫛状に発達しています。幼虫は栗や桜の葉を食べる毛虫ですが、毒はありません。すかすかの網状の繭を作ることが知られています。

9/27/2008

アカアシクワガタ

学名: Dorcus rubrofemortus

大分涼しくなってきましたね。夜になると肌寒い季節です
灯火の下でアカアシクワガタのオスを発見しました。名前の通り足が赤いのが特徴です。写真でも足の付け根付近が赤いのを確認できると思います。それほど大きくはないですが、ツヤがあり、アゴの形の格好いいクワガタです。

9/26/2008

オオシオカラトンボ

学名: Orthetrum triangulare melania (SELYS,1883)

オオシオカラトンボのオスです。成熟すると体が青白い粉で覆われるため青く見えます。シオカラトンボとよく似ていますが、オオシオカラトンボの方が胴体が太く、青白く見える部位も広いです。

9/25/2008

クロアゲハ・幼虫

Spangle butterfly
学名: Papilio protenor (Cramer, 1775)

クロアゲハの幼虫を柑橘系の木の枝に発見しました。つついてみると臭いツノを出します。このツノはアゲハの種類ごとに色が違っており、クロアゲハでは赤色です。

9/24/2008

マムシ (ニホンマムシ)

Mamushi Pit Viper (Japanese Copperhead)
学名: Gloydius blomhoffii (Boie, 1826)

昨日、下山時にニホンマムシに遭遇しました。写真を撮ろうと近づくと尻尾を震わせることでカタカタと音を出して威嚇してきました。瞳が猫の目のような縦長でカッコいいですね。遠巻きに眺めるぐらいであれば襲ってくるようなことはありませんが、強力な出血毒を持つ毒蛇ですので注意が必要です。

9/23/2008

ベニヒカゲ

Japanese Argus
学名: Erebia niphonica (Janson,1877)

今日は南アルプスへ登山に行ってきました。9月も終盤にさしかかっているのにまだベニヒカゲを見ることができました。さすがに擦れた個体一匹のみしか見あたりませんでしたが。たくましいものですね。

9/22/2008

ハラビロカマキリ

Praying Mantis
学名: Hierodula patellifera (Serville, 1839)

カマキリの目って不思議ですね。いつもこちらを睨んでいるように見えます。

9/21/2008

クジャクチョウ

Peacock butterfly
学名: Inachis io geisha (Stichel, 1908)

翅の鮮やかな目玉模様が印象的なタテハチョウの仲間です。
日本産の亜種名は"geisha"と名付けられています。芸者のように美しいということでしょうか。花に止まったところを撮りたかったのですが、着地シーンしか撮れなくて残念。

9/20/2008

ハッチョウトンボ

Scarlet Dwarf
学名: Nannophya pygmaea (Rambur, 1842)

日本で一番小さなトンボ、ハッチョウトンボのオスです。世界一小さいという話も聞きますが本当のところどうなんだろう。大きさは一円玉くらいと言えば分かるでしょうか。ちょっと大きめの蚊といった印象です。人差し指の爪よりちょっと大きいくらいなので初めて見る方は驚かれることでしょう。
今年はそろそろ見納めの季節になりました。

9/19/2008

ナガサキアゲハ・幼虫

Great Mormon
学名: Papilio memnon (Linnaeus,1758)

台風が近づいているせいで今日は一日雨でした。
そんな中、ナガサキアゲハの幼虫が柑橘系の木にいるのを見つけました。ナガサキアゲハもツマグロヒョウモンと同様に近年、北へと生息範囲をのばしている蝶です。成虫になるのを見守ろうと思います。

9/18/2008

ヤマトシジミ・交尾

Pale Grass Blue
学名: Pseudozizeeria maha (Kollar, 1844)

交尾中のヤマトシジミ。最もよく見かけるシジミチョウで、地面に近い低い場所をちらちら飛んでいることが多いです。
台風が近づいてきているみたいですね。

9/17/2008

ウラナミシジミ

Long-taled Blue
学名: Lampides boeticus (Linnaeus, 1767)

尾状突起とよばれる後翅に突き出た尻尾がカワイイ。豆科の植物が食草。

アダンソンハエトリ

Adanson's House Jumping Spider
学名: Hasarius adansoni (Audouin, 1897)

クモの写真です。苦手な方はご注意願います。
屋内でよく見かけるハエトリグモです。体長5mmほどと非常に小さいですがよく見るとつぶらな瞳がカワイイ。ハエやゴキブリなどを食べてくれる益虫です。

写真はメスですが、オスの写真はこちらです。

9/16/2008

オオシオカラトンボ

学名: Orthetrum triangulare melania (SELYS,1883)

オオシオカラトンボのメスです。田んぼで産卵場所を探してホバリングしていました。

ツマグロヒョウモン

Indian fritillary
学名: Argyreus hyperbius (Linnaeus, 1763)

ツマグロヒョウモンのオスです。もともとは南国のチョウだったのですが、近年急速に生息地を北へとひろげています。幼虫はスミレの仲間を食草とします。パンジーなどに黒地にオレンジの芋虫がいたらツマグロヒョウモンの幼虫である可能性が高いです。トゲ状の突起がありますが柔らかいので刺さったりはしませんし、毒もありません。

オニヤンマ・産卵

Golden-ringed dragonfly
学名: Anotogaster sieboldii (Sélys, 1854)

オニヤンマは日本で最も大きなトンボです。たまたま産卵中のメスを見かけました。小川の浅い場所で飛びながら腹部の先端を直接川底に差し込んで卵を産んでいました。

ツバメシジミ

Short-Tailed Blue
学名: Everes argiades (PALLAS, 1771)

比較的よく見かけるシジミチョウの仲間ですが、小さなチョウなのであまりじっくりと観察する機会がないのではないでしょうか。似たようなシジミチョウが多いですが後翅の端が尻尾のように突き出ているのが特徴です。

チョウトンボ

学名: Rhyothemis fuliginosa (SELYS, 1883)

トンボは羽が透明な種類が多いですが、中には色のついた羽を持ったものもいます。
チョウトンボはそんな色のついた羽を持ったトンボの一種でひらひらと蝶が舞うような独特の飛び方をします。
羽は光の反射の角度によって色が変わりとても美しいです。

9/14/2008

ツクツクボウシ

学名: Meimuna opalifera (WALKER, 1850)

ツクツクボウシ。こいつが鳴き出すと夏ももう終わりだなぁって感じです。

ウチワヤンマ

Clubtale dragonfly
学名: Sinictinogomphus clavatus

ウチワヤンマです。ヤンマと名がついていますが、サナエトンボ科。しっぽの先端がうちわのような形をしています。

ムラサキシジミ

Japanese Oakblue
学名: Narathura japonica (MURRAY, 1875)

シジミチョウの仲間。羽を閉じた状態だと地味だけど、広げると綺麗な青。アラカシなどに卵を産む。

ハンミョウ

Tiger Beetle
学名: Cicindela japonica (THUNBERG, 1781)

個人的には日本で一番美しい甲虫なんじゃないかなと思っています。見た目と違ってかなり獰猛で、他の昆虫などを餌にしています。
普段は地面を歩き回っていますが、人などが近づくと道の先の方へ飛ぶ傾向があるため、ミチオシエなどとも言われています。

はじめまして

自然や生物の写真を織り交ぜて不定期に更新していく予定です。
コメントやリンクは大歓迎です。
よろしくお願いします。