8/23/2010

黒っぽいアゲハ三種

2010/8/21 函南町にて。

吸水中のアゲハを狙いに行ってきました。
黒いアゲハと言ったらまずはこちら、クロアゲハ(Papilio protenor)です。

尾が短く太めなのが特徴です。似たような種類のオナガアゲハはもっと尾が長く全体的にスマートな印象です。

そして綺麗な黒系アゲハのカラスアゲハ(Papilio bianor)です。

似たようなアゲハにはミヤマカラスアゲハがいます。その違いをちょっと見てみましょう。

こちらがそのミヤマカラスアゲハ(Papilio maackii)です。

後翅の後ろの方の赤い紋の手前に白い線が入っているのがミヤマカラスアゲハでカラスアゲハにはこの帯は見られません。また、前翅の白い帯がカラスアゲハではブロードなのに対して、ミヤマカラスアゲハではシャープになっています。

そして何より、ミヤマカラスアゲハは超綺麗です。カラスアゲハも綺麗だけどやっぱりミヤマカラスアゲハの青と緑の鱗粉は素晴らしいです。

右側の尾状突起が欠けているのが残念。次は翅が完全な個体を撮影できたらと思います。

オニヤンマとヤブヤンマ

小さい頃は大きくて黄色と黒の縞模様のトンボは全部オニヤンマと思っていましたが、
ヤンマにもいろいろな種類がいることをしって驚いた記憶があります。

こちらはオニヤンマ(Anotogaster sieboldii)、日本最大のトンボです。

2010/8/21 函南町にて。
目は明るいメタリックグリーンです。

そしてこちらがヤブヤンマ(Polycanthagyna melanictera)です。

2010/8/21 伊豆の国市にて。
オニヤンマと比べると黄色い縞模様が細く、全体的に黒っぽく見えます。お腹のあたりには水色のワンポイントがあります。


ヤブヤンマのオスについては目の色の違いが際立っています。ヤブヤンマ(♂)の目は深く澄んだブルーでとても綺麗です。

8/21/2010

ミヤマカワトンボ

Calopteryx cornelia (Selys, 1853)

2010/8/21 函南町にて。
色付きの翅の綺麗なトンボです。

伊豆半島ぶらりツーリング

2010/8/20
電灯の明かりに集まる昆虫の観察も兼ねて、ちょっと涼みに夜の伊豆半島へ行ってきました。
修善寺のあたりでなにやらガチャガチャ鳴く虫の声が聞こえていました。とりあえず声のするあたりを探します。

キリギリスの仲間のクツワムシ(Mecopoda nipponensis)です。

天城のあたりの電灯の下でクワガタを発見しました。

立派なノコギリクワガタ(Prosopocoilus inclinatus)♂ですね。

他にも何かいないか周りを良く観察してみると。なにやらもがいてるのがいました。

これはもしや‥‥


金色の細かい毛が素晴らしい!ミヤマクワガタ(Lucanus maculifemoratus)です。5cmくらいとちょっと小さめの♂です。

他にも電灯にはいろいろな昆虫が集まります。

もふもふ。


月の女神様オオミズアオ(Actias artemis)です。癒し系の水色ですね。

こちらは白地に黒の点々。

ゴマフボクトウ(Zeuzera multistrigata leuconota)という蛾です。
他にもいろいろ見かけましたがとりあえずこのへんで。

8/02/2010

ホソバセセリ

Isoteinon lamprospilus (C.& R.Felder,1862)

8/1/2010 大仁、城山にて。
セセリチョウらしからぬ緩やかな飛び方をする蝶を見かけました。発生は年1回で、山地に生息するためあまり見る機会がない蝶です。