10/30/2009

ウラナミシジミ

Long-taled Blue
学名: Lampides boeticus (Linnaeus, 1767)

静岡県三島市にて。
この時期草むらにいけば乱舞しているところが見られるかも。

10/26/2009

ツマグロヒョウモン・幼虫〜蛹

Indian fritillary
学名: Argyreus hyperbius (Linnaeus, 1763)

奈良先端技術大学院大学構内にて蛹になる場所を求めて徘徊しているツマグロヒョウモンの幼虫を発見しました。黒地に太いオレンジのラインの入っており、さらにトゲトゲの毛が生えているという毒々しい見た目ですが、毒は持っていませんし、刺したりするということもない基本的には無害な幼虫です。ただし、パンジーなどのスミレの仲間を食草とするため、そういった植物を育てている方からしてみたら害虫です。

成虫♂はこちら


捕獲して箱にいれておいたら前蛹になっていました。頭のあたりにダニがついています。


蛹になってしばらくは薄い茶色をしています。ダニは脱ぎ捨てた皮とともに下に落ちていました。蛹になってもトゲトゲがあります。


蛹になって1日程経過すると焦げ茶色となり、一部のトゲトゲの根元部分が金属光沢を帯びたような銀色となります。ちょっとつついて刺激すると激しく揺れるためこの銀色の残像が線ように見えて、これがもしかしたら外敵を脅かすのに役に立っているのかもしれません。

10/02/2009

ミヤマアカネ

Banded darter
学名: Sympetrum pedemontanum elatum (Selys, 1872)

9/26/09 富士宮市にて。
翅の先端付近に褐色の帯の入った赤トンボです。


この時期のオスは真っ赤なので体の色でも区別がつきますが、縁紋が白いことから雌と分かります。

タカネトンボ

Emerald dragonfly
学名: Somatochlora uchidai (Foerster, 1909)

9/26/09 富士宮市にて。
小さなため池の周りをホバリングしている見慣れぬトンボを見かけました。
枝かなにかにとまるのをしばらく待ってみたものの、全くとまる気配を見せないため思い切って捕獲してみました。
胸のメタリックグリーンが印象的なトンボです。
エゾトンボの仲間であることは間違いないのですが、尾部の形状からおそらくタカネトンボではないかと思います。


深い緑に輝く複眼と緑がかった金色の胸部が美しいトンボです。