10/23/2008

ヒメツチハンミョウ

学名: Meloe coarctatus (Motschulsky, 1857)

山梨県甲州市にて。
ファーブル昆虫記にも登場するツチハンミョウの仲間です。甲虫なのですが、甲虫っぽく見えません。羽は退化していて飛ぶことはできず、腹部が丸出しになっています。この昆虫の生態は独特で、幼虫は卵から孵ると花によじ登り、そこでハナバチがくるのを待ちかまえます。ハナバチが花の蜜を吸いにくるとすかさずそのハナバチの体にしがみつきハナバチの巣に忍び込みそこでハナバチの卵を食べて育ちます。
注意:ツチハンミョウを刺激すると足の関節からカンタジリンという毒を含む液体がしみ出してきます。これに触ると火傷のような水ぶくれができるらしいので気をつけましょう。

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