1/15/2010

アケビコノハ

Fruit-piercing moth
学名: Eudocima tyrannus (Guenée, 1852)

三島市遺伝研構内にて
ただの落ち葉?
この寒さではなかなか昆虫に出会う機会がありませんが、たまたま発見してしまいました。


こんな蛾が隠れています。見事な擬態で、苔のようなくすんだ緑までしっかりと再現しています。幼虫がアケビなどを食草としていることと成虫が木の葉のような姿をしていることから、アケビコノハという名が付けられています。


顔のアップ。英名の「Fruit-piercing moth」は直訳すると「果物を突き刺す蛾」ですが、その名の通り成虫はブドウや梨、桃なんかの果物を皮の上から突き刺して汁を吸います。


地味な蛾と思いきや、後翅はこんな派手なのです。冬眠を邪魔してしまったようですね。

3 件のコメント:

Toshi さんのコメント...

良く見つけましたね。
遺伝研にそんな素敵な昆虫がいたとは!
わたしは見つけられませんでした。

中の模様は羊たちの沈黙ですね。

ちなみに本館のトイレ内で、カエルそっくりの模様の蛾なら見たことがあります。

Toshi さんのコメント...

ブウちゃんたちに献上したらどうでしょう。
きっと残念な結果に。

すばる さんのコメント...

蛾からしてみたらたまったもんじゃないでしょうが、猫ちゃん達は大喜びするでしょうね!